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そもそもHSPとは?
HSPとは、心理学者のエレイン・アーロン博士が提唱した概念で、環境や刺激に対して非常に敏感に反応する特性を持つ人々を指します。HSPは人口の15~20%を占めると言われています。
日本では書籍「繊細さん」で有名になりましたね。
今日は繊細さん=HSPの多くの人が苦手と言われている
「人に頼る事」についてお話ししたいと思います。(6月24日セミナー調べ)
HSPにとって人に頼るとは
HSPの方は基本的に相手の気持ちを優先して考慮する方が多く、相手に迷惑をかけないようにと考える方が多くいます。
多くの場合、相手には相手の仕事がありこちらから頼んでしまう事で余計な仕事が増えてしまい迷惑をかけてしまうのではと考えているのです。
次に多いのが、自分が頼まれた仕事を完璧にこなしたいという考えから、全てを把握したいと考え、全て自分でやるべきだと考えているのです。
また、頼む場合でも繊細がゆえに頼みにくいといった観点もあります。
この辺りはHSPだからこそといった感じになりますね。
細分化して考えてみよう
1. 相手に負担をかけたくない
HSPの人は他人の感情に対して非常に敏感で、相手がどれだけ忙しいかや、どれだけストレスを抱えているかを直感的に理解することが多いです。
そのため、自分のお願いが相手に追加の負担をかけるのではないかと心配します。
特にここ最近では働き方改革などの為、自分が仕事を断りにくい事を体験しているので、尚更気が引けているのです。
2. 完璧主義の傾向
HSPの方は完璧主義の傾向があります。自分で全てを完璧にこなしたいという欲求が強いため、他人に頼ることに対して抵抗を感じます。
自分の基準を他人が満たせないのではないかという不安も一因となっています。
3. 信頼関係の構築が必要
HSPの方は信頼関係を非常に大切にします。
頼ることに対して不安を感じるのは、相手との間に十分な信頼関係が築かれていない場合が多いです。信頼できると感じるまでに時間がかかるため、容易に人に頼ることができないのです。
4. 自己効力感の低さ
自己効力感とは、自分が何かを成し遂げる能力を信じる感覚のことです。
HSPの方は、他人に頼ることで自分の能力を疑われるのではないかと心配することがあります。このため、自分で全てをこなそうとする傾向があります。
中には負けず嫌いな一面から頼まれたことをやり切ろうとしたり、上司からの頼まれ事をやり切って「見返したい!認められたい!」といった感情が働くことが多くあるそうです。
5. 社交不安
HSPの方は社交不安を感じることが多く、他人に頼むという行為自体がストレスになります。
頼むこと自体が不安の原因となるため、できる限り避けようとします。
HSPが人に頼るための方法
自己理解を深める
まず、自分自身がHSPであることを理解し、その特徴を受け入れることが大切です。自分の限界と仕事量を認識し無理をしないようにすることが第一歩です。
小さなお願いから始める
いきなり大きな頼み事をするのではなく、まずは小さなお願いから始めてみましょう。これにより、相手に対しての負担を加味しながら他人に頼ることのハードルを下げることができます。
信頼できる人を見つける
信頼できる人を見つけ、その人に頼る練習をすることが大切です。信頼できる相手なら、頼むことへの不安も軽減されます。
ポイントとしては仕事中でない時に仕事と関係ない質問をし相手と会話する事を通常かさせる事が大切です。
完璧を求めない
完璧主義を手放し、自分ができる範囲で他人に頼ることを意識しましょう。
全てを完璧にこなす必要はないことを自分に言い聞かせることが重要です。
目安としては、自分なりの感覚で70%程の状態で上司や先輩に出してみて、修正点を聞き完成度を上げる事です。
意外と100%を目指してから修正するより短時間で相手の要求にこたえる事ができますよ。
具体的な頼み方を練習する
具体的にどのように頼むかを事前に練習することで、実際に頼む際の不安を軽減できます。これにより、スムーズにお願いできるようになりますし、相手に伝わりやすくなると思います。
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まとめ
HSPはその特性ゆえに人に頼ることが苦手です。しかし、適切な方法で他人に頼ることを練習し、自分自身の限界を認識することで、ストレスを軽減することができます。完璧を求めず、信頼できる人に頼ることを少しずつ実践してみましょう。
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